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NEWS
確定申告と新着本

さーて、
確定申告、終わったー!
これでスッキリ元気に春を迎えられるってもんです。

確定申告と並行して
ここ最近集中してやっていたことはといえば、
春に向けて本を充実させること。

新たな本棚を設置する準備をしつつ、
そこに何の本を入れようか
あれこれ調べたり、考えたり、発注したり。
そんな日々でした。

わりと最近入った本をいくつか紹介しましょう。

『ときめくコケ図鑑』田中美穂 文/伊沢正名 写真(山と渓谷社)

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倉敷で「蟲文庫」という古本屋を営む蟲さん(田中美穂さん)の新刊。
蟲さんは、岡山コケの会、日本蘚苔類学会員で
ずいぶん昔からコケをじっくり見たり、
観察したり、標本を作ったりしてました。
知り合って最初に「蟲文庫」に遊びに行ったのは15年くらい前ですが、
口数の少ない蟲さんが
「裏山の方、コケがたくさん生えてるから」
と言ってルーペを渡してくれたのでした。
私はそのとき初めてコケというものにちゃんと注意を向けました。
コケをルーペで見たのは初めてで、とても面白かった。
そんな蟲さんの新刊はわかりやすくて詳しく、
蟲さんらしい本に仕上がっているなぁと思いました。
写真もきれいです。
コケって、近づいて見ると本当に面白いんですよ。

『BOKU no HON』fancomi作品集 (ELVIS PRESS)

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イラストレーター、デザイナーであるfancomiによる
「本」をテーマにした作品集。
シンプルな線で描かれた世界は、
なんだかわかるような、わからないような、で、
何度も繰り返し見てしまいます。

『ラヴ・レター』小島信夫 著(夏葉社)

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小島信夫の最晩年にあたる、
90年代後半から2000年代に発表された
短篇9篇(1篇のみ80年代)が収録されています。
帯にある「書くことに凄み」。
読んでいくうちに
書くことの凄みか…、確かに、と思わずにはいられない。
小島信夫の小説を遡って読んでみよう、そう思った。

古本もぼちぼちと補充しておりますよー。

2014.03.13
回文の詩

福田尚代さんの新刊「仮名齧り」が届いています。

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回文の本です。
回文とは、
はじまりから読んでも
終わりから読んでも
同じになる文または文章のこと。

福田さんの回文は、詩である。
ゆっくりと読んでいると
言葉の向こう側にある何か(なんだろう?)が心に触れる。
そして、
そこに沈み込んでいたくなる。

短めのをひとつ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

仮名の琥珀かたまりつつ溶け
誰か濁点とじ込め醒める
ふつりと湧く詩は泡あつまり
又かたまりつつ音を綴り又かたまり待つ
淡々しくは鳥瞑る目覚め 古詩飛んで
砕かれたけど 綴り又書く箱の中

かなのこはくかたまりつつとけ
たれかたくてんとしこめさめる
ふつりとわくしわあわあつまり
またかたまりつつおとおつつりまたかたまりまつ
あわあわしくわとりつふるめさめこしとんて
くたかれたけとつつりまたかくはこのなか

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

福田さんの回文は、
いつも
ゆっくり噛みしめるように読んでしまう。

品切れしていた「飛行縫う戀」も
一緒に入荷していますよ。

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それから、
2/15~5/11 東京都現代美術館にて開催されている
MOTマニュアル《フラグメントー未完のはじまり》展に、
福田さんも参加しています。

見に行きたいな。
東京に何か用事ないかしら。

2014.02.21
パンの本

今朝もパンが焼けた。

20130926-164619.jpgさて、
パンといえば、ぱんとたまねぎ
ぱんとたまねぎを主宰する林舞ちゃんは、
パンが好きすぎて
パンに関係するフリーペーパーやリトルプレスを作り続けています。
舞ちゃんの作った本をいくつか見てみたけど、
「パンが好き」っていう気持ちがそのまま本に出ていて、
そのまっすぐさが気持ちいい。
好きで作っていることが伝わってくるのです。
そういう本は読んでいても気持ちがいい。

ロバの本屋にも
ぱんとたまねぎの本、置いてありますよ。

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もうじき「パン語辞典」って本も出版されるようです。
楽しみだな。

2013.09.27
鈴、おまもり、アクセサリー、石、鉱物、月…

朝、明るくなるのがずいぶん遅くなってきた。

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午前4時50分、まだ暗い。
日中はまだまだ暑いけど、
確実に秋に向かっているのですね。

さて、
ロバの本屋では「おまもりアクセサリー展」引き続きやっています。

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鈴。

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アクセサリー。

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こちら、展示に合わせた特設本棚。
「展示に合わせて、
鈴とか、アクセサリーとか、石とか、鉱物とか、おまもりとか、月とか、
そういう本を集めた本棚あったらいいんじゃない?」
言い出しっぺはクミちゃんです。

うんうん、いいかも!
この本棚に並べようと思って、
少し本を仕入れたんだけど、
この本が、おもしろかった。

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日本各地には、
こんなにいろんなおまもりがあるんだねぇ。
かわいいの、マヌケなの、へんなの、いろいろあって、
みんな写真付きで紹介されてて、
ご利益とかもちゃんとのってて、
とてもおもしろい。
興味深い。

さーて、
「おまもりアクセサリー展」は8/13(火)までやっていますよ。
ぜひー。

2013.08.09
「まよいながら、ゆれながら」

ミルブックスから本が届いた。

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福島で「あんざい果樹園」を営んでいた安齋一家の、
震災による原発事故以降の2年間のこと。
安齋一家と家族のように親しくしている中川ちえさんが綴っています。

たんたんと綴ったちえさんの文章は
胸にグッときます。
まっすぐで正直な言葉。
きっと、感情的にならないようにすごく気をつけながら、
何度も何度も書き直しつつ、一生懸命書いたのだろう。
この本で、伝えたいことがあるから。

そんなちえさんの言葉を、ひとつひとつ噛み締めながら読んだ。
安齋のお父さん、お母さん、
伸ちゃん、あっこちゃん、
そして、草ちゃん、ももちゃんの気持ちまでもが、
伝わってくる気がした。
静かで強い、気持ち。

馬場わかなさんの、
安齋家の今をそのまま写しとったような写真もとてもいい。

ひとりでも多くの人に読んで欲しい。
そして、考えることを続けてほしい。

2013.06.08
絵本いろいろ

今日は
絵本がいろいろ届きました。

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外はいい天気。
おまつり日和になってよかった。

2013.04.21
ジャンル分け

昨日の夜、一本の電話がかかってきた。
「そちらでは、どんなジャンルの古本を扱っているんですか?」
「 ……… ジャンル? … ですか? ……」

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“ジャンル”と言われて、
私はどう言っていいのか、言葉に詰まってしまった。
ジャンルかぁ、ジャンルと言われても…。

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私は、ただなんとなくいいな、と思う本を集めて置いている。
または、この本はきっと好きな人がいるだろう、とか、
この本はあのお客さんが好きだろう、とか。
ジャンルっていう考え方をしたことが、あまりない。
古本集めの半分をお願いしているブービーさんの古本はどうだろう?

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う〜ん…。

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ジャンル分けは、むずかしい…。

2013.04.17
さて、大工仕事でも

昨日、今日と
雨がたくさん降りました。
だけど
きっと 明日は晴れるだろう。
晴れるといいな。

さて、本の紹介しましょうね。
今日はここいらへんの本にしようっと。

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春だしね。
大工仕事が楽しい季節だしね。
いろいろ、こちょこちょ家の修理でもしよっかな。
ここの壁はどんなふうにしようかな。
こっちは 壁一面に本棚作りたいな。
そんなこんな思ってるような人に
手にとってパラパラ見て欲しい本をいくつか。

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こちらの本、
5人5様のセルフビルドで建てた家を紹介しています。
5人それぞれです。
細かいところひとつとってみても
みんな違う。
おもしろい。

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この本のいいところは、
細かい細部の写真がたくさん載ってるとこ。
そして、作った本人の話しもちゃんと載ってるとこ。

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いちから全部自分で家を建てようって思ってなくたって
納屋を改装して読書小屋作ろうかな、とか
畑の中に農機具小屋を建てよう、とか
小さなことから始める人にだって
かなり参考になると思います。
あー、こんなやり方があるのかぁ、なるほどー。
そういう箇所が多々ありますよ。

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INAX出版の本は
他にも いろいろ楽しくて参考になる本揃ってます。

さて、お次はこちら。

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「FLAT HOUSE LIFE」と「FLAT HOUSE LIFE vol.2」です。
こちらは建てる、というより改装ですね。
古い平屋や米軍ハウスを
暮らしながら
自分たちでかなり本格的に改装している家がたくさん紹介されています。
古い家好きな人にはたまらない。
そして、
大工仕事好きにもたまらない1冊、あ、2冊ですよ。

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全物件のイラスト図面が、これまたいいです。
アラタ・クールハンドさん、絵が本当に上手い!

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アラタさんは
この2冊の単行本の前衛となる雑誌(リトルプレス)「FLAT HOUSE style」の編集長でもあります。
現在3号まで出ていますよ。
こちらも合わせて手にとって見てくださいね。

「大工なんてムリー、やったことないしー」
という人だって、
ちょっとくらい自分で何か作ってみたい、手を加えてみたい、
そう思ってる人も多いんじゃないかな。
そんなアナタ、
ポストなんてどうです?

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世界のポストの写真集です。
別にみんな手作りってワケじゃあないけれど、
この本見てるだけどワクワクしますよ。
世界にはいろんな国があって
いろんなポストがあるんだなぁ。
へぇ〜。
見るだけで終わっても
それはそれで楽しい、かな(笑)。

2013.04.07