今日は、朝暗いうちに出発して
山口フリーマーケット骨董市に行ってきた。
毎月第一日曜日にやってて、
フリマも骨董市もどちらも充実していて楽しいのだ。
いつもは
同じ俵山に住んでる友だちのみゆちゃんとみゆちゃんの子どもの玄と一緒に
おにぎり持って遊びがてら行くことが多いんだけど、
今日はひとりで本気モードで出かけた。
店で使う椅子や机の足りない分を探しにいってきたのだ。
しかし、収穫はなし。
こんなふうに張り切ってる時って、
私、たいていダメなんだよね。
やる気なくフラリと出かけた時の方が、断然いいモノと出逢える。
不思議よね。

さて、
作業するには時間も中途半端なので、
前々からブログにアップしようと思ってた店づくりの様子を書きましょう。

まずは改装前の元牛舎の建物、外から見たところ。

屋根腐って落ちてますねー。
中から見てみると、こんな。

しかし、とりあえずこの屋根は後まわしにして、
厨房予定の小部屋づくりから取りかかりました。
ここです。

アハハハ、こちらもすごいですねー。
ゴミ置き場でしかないですねー(笑)。

まずゴミを片付けて、
サビでボロボロのトタン屋根にコールタールを塗り、

向こうに見える家と同じようにペンキを塗ったトタンを打ちつけて、
そのあと、横面の壁をぶち抜きました。

細かく書き出すと長くなるので、ざくっと。
こちら側はガラスの引き戸を入れました。

反対側はペパーミントグリーンのドアを作ってつけてみました。

これで厨房予定の部屋が一応部屋として形になりました。
内装などは、あとのお楽しみ。
やはり屋根からなんとかせねば。

さあ、屋根を一度全部バラします。

ひとり作業なので、ものすごい地味です。
キャタツに上って
コンクリ瓦をひとつずつ外し
持って下ります。
コンクリ瓦は釘で打ちつけてあるので外すのけっこう面倒くさい。
それにコンクリ瓦は意外と重いので
いくつもまとめて持って下りるのはあぶない。
なので、地味にひとつずつひとつずつ、
上ったり下りたりしつつ運びました。
しかし、なんといっても大変なのは、
この土台の木は腐ってボロボロなので、上に登ることができないってこと。
3列くらい瓦を外すと、もうその先に手が届かない。
なので、3列分の土台の木を切りつつ進んでいくんですね。
最初丸ノコで切ってたんだけど、けっこう跳ね返るので、
キャタツに乗った不安定な姿勢だと、ものすごい怖い。
そんなワケで手ノコ作業です。
いやー、時間かかりました。
朝から暗くなるまで頑張って、1週間がかりでバラしました。

全部バラし終えた時は爽快だったなぁ。

冬の間に店内も少しすすめました。

藁やら土やらがいっぱいだったところを片付け終えたところです。
天井と柱は防腐剤を塗りました。
そして、壁のペンキ塗り。

本棚も作りました。

つづく。

店の開店準備って、
本当にこまごまやることがたくさんある。
今はもっぱら、本、紙もの、文房具の仕入れに集中しているので、
パソコンに向かってる時間が長い。
これが、けっこうきつい。
ずっと大工仕事ばっかりしてたから、このギャップもきついし
何しろ目が疲れる。
目に見えて出来上がっていくものがないのに、
時間はあっという間にたっていっちゃうし…。

けど、そんな合間に、
ずっと後回しにしてた階段づくりをしました。

水曜日に福岡の石原くんちに、
頼んでたコーヒーカップを受け取りに行ったんだけど、
「まだ店に上る坂のとこの階段ができてないんだよねぇ」
って話を私がしたら、
「あそこの階段つくるなら、この木持って行く？」
と言って、
山積みの窯だき用の廃材の中から太い柱材を指さした。
「え、いいの？」
「うん、いくらでもあるから持っていきなよ。切ろうか？」
といって、チェンソーであっという間に同じサイズに切ってくれた。
石原くんは、その階段を作る場所を一度見ているから、サイズもだいたい分かってて、
「これくらいでいいよね？」と言って、ものの3分で切ってくれた。
本当に仕事がはやいのだ。

そんなワケで材料が手にはいったので、勢づいて終わらせました。

もとはこんなん。

どうやって作ろうかグズグズ悩んでいたのが嘘のように、
わりとあっさり出来上がった。
こんなかんじ。

問題は、階段横の土を固めたところが、雨で流れないかどうか、ですね。

そうそう。
水曜日に受け取ってきた石原くん作のコーヒーカップはこちら。

あー、早くコーヒーいれたいなぁ。

石原くんは、今、福岡のTohkiの別室HALLにて展覧会中。
カップやお皿、ポットに湯呑、人形もあって、見応えのある展示になってましたよ。
10/30(火)までです。