最近入荷した、写真の本を3冊。
藤井 豊 写真集『僕、馬』

岡山に住む写真家・藤井豊が、
2011年3月11日、東日本大震災発生から一ヶ月後の4月11日から、
1ヶ月余りかけて青森、岩手、宮城、福島の沿岸部を歩いて撮った写真集。
装丁は扉野良人。
本に挟まれた栞には、萩原魚雷、河野拓也が寄稿している。
毎日、淡々と歩き、人と会って言葉を交わし、
あの時の東北の日常を、淡々と写真に撮っていったのだろう。
ページをめくりながら、
そんなこと感じつつ、淡々と見入った。
写真絵本・祝島のゆるがぬ暮らし 第1集
『平さんの天空の棚田』

山口県・上関原子力発電所の建設に対し、
30年にわたって反対運動を続けている祝島。
その祝島で
祖父の代から3代にわたる棚田を守り続ける平萬次さんと家族の物語。
萬次さんと、祖父と、飼っていた牛とで、
大きな石を一つ一つ運び積み上げ、30年かけて作った巨大な棚田。
棚田は6段、高さは30メートル超。
その棚田を淡々と守り、日々暮らしている萬次さん。
日々積み重ねてきたそういう日常を、
みんなが大切に思う世の中になったらいいのにな、と思います。
川内倫子写真集
『あめつち』

広大な宇宙のなかの、そのうちのひとつの星の地の上で、
はじまりについて思いを馳せる。
地は天を映す鏡。鏡を写す写真。天と地をつなぐもの。
闇が底をつくと光がやってくる。
川内倫子さんの言葉、です。
2012年、東京都写真美術館で開催された個展「照度 あめつち 影を見る」に出展された
新作「あめつち」が1冊の本になったものです。
阿蘇の野焼き、プラネタリウム、夜神楽、
自宅から見上げた空、イスラエルの嘆きの壁などを
4×5の大判カメラで撮影した写真。
どの写真も、夢の中と現実の境目のような景色なのに
圧倒的な強さがあります。
カバーを外すと
本は白の布張り製本、そして、青い箔押しの文字。

ちゃんと開いて見たい人は
ここをペーパーナイフで切っていくわけですね。
それをする勇気のある人は、はたしているのかな?(笑)
裏側は、明暗が逆さまの写真。
どうしたら、こんなふうに印刷されるのかな?
本当に暑い夏だったけれど、
あっという間に秋風を感じるようになりましたね。
俵山では稲刈りが始まっています。
さて、
9月のお休みと営業時間のお知らせです。
9月は通常どおり、
水、木曜日の定休日のみ、お休みとなります。
4日(水)、5日(木) お休み
11日(水)、12日(木) お休み
18日(水)、19日(木) お休み
25日(水)、26日(木) お休み
営業時間は10:00-17:00です。
9月13日(金)からは、
東京の千石にある雑貨店「stock」が、
「ロバの本屋」の一角で出張ショップを開きます。
どんなモノがやってくるのかな?
ワクワクします。
お楽しみにー。
8/25(日)〜29(木)は、夏休みとさせていただきます。
よろしくお願いします。
ころからから、
「離島の本屋」入荷しました。

こちら、
NPO本屋大賞実行委員会が発行するフリーペーパー「LOVE書店!」の中で連載されていた約8年分、22件の「離島の本屋」がまとめられた本。
本屋がある離島、
それはとてもいいと思う。
私は25歳の頃から7年間石垣島に住んでいたのだけれど、
どの島に住もうか考えたとき石垣島に決めたのは、
やはり本屋、そして図書館があるから、だった。
当時、八重山の他の島には本屋や図書館がなかった。
石垣島には山田書店、文教堂の2件の新刊書店があり(その後TUTAYAもできた)、
港の近くには天井まで漫画がびっしり積まれた古本屋があり(店名わすれた…)、
街の中には「浪漫書房」というかなり個性的な古本屋もあり、
充実した2件の図書館(県立図書館、市立図書館)があった。
離島に住むことも考えたけど、
「私はやっぱり、本屋や図書館がないとこに住むのは無理だろうなぁ」
と思ったので、石垣島に住むことに決めた。
今では古本屋はどちらもなくなってしまったけど、
新刊本屋や図書館は健在だ。
日本全国にたくさんの離島があり、
そこに暮らす人たちがいる。
その島に本屋があるというのは、
大きな意味があると思う。
そして、
島じゃなくても、
街まで遠い半島や里山にも、本屋があるといいと思う。
小さくてもいい。
商店と一緒になってるようなところでもいい。
子どもたちが歩いて、あるいは自転車で行けるところに
本屋や図書館があったらいいよなぁと思う。
本屋が厳しい時代と言われはじめて随分経つ。
街の商店街にあるような小さな、あるいは中規模の本屋さんは
たくさん閉まってしまった。
地方では商店街そのものも寂れてしまったところが多い。
本屋さんや商店街の在り方は、
これからどんどん変わっていくのだろうな、と思う。
でも、本屋さんはたぶん形が変わっても残っていくだろうし、
そうあって欲しいと思うのです。
たねの森から、
秋まきの種、いろいろ届きました。
ロバの本屋は
水、木曜日は定休日ですが、
8/14(水)、15(木)は臨時営業いたします。
「本屋図鑑」入荷してます。

うちの店も“麓にある本屋さん”ということで紹介してただきました。
その他の夏葉社の本も、入荷してますよ。

夏葉社の本は、
1冊1冊、とても丁寧に作られている感じがします。
小説もエッセイも、
繰り返し読みたいなと思う。
装丁もシンプルでいい。
大事に本棚に並べておいて、
ときどき引っぱり出して、また読む。
夏葉社の本は、
本を好きな人が丁寧に作っていて、
それがこちらにも伝わってくる。



















